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専門卒の転職は厳しい?成功例【未経験の職種へ20代前半の体験談】

専門卒で20代前半、未経験職種への転職を希望しているあなたへ。

専門卒子さん
専門卒子さん
転職したい。今の仕事は、自分に合っていないと思う。もっと自分に合った仕事がありそうな気がする。でも、専門卒業して、働き始めてから1年も経っていない。辛抱が足りないのかな?3年は我慢したほうがいいのかな?そもそも、転職できるかなって考えると、とても憂鬱です。

わかります。痛いくらいに。過去の私も、同じ気持ちでした。

自分だけが、社会人として未熟なのかな?私だけが、自分に合った仕事に就けなかったのかな?3年は頑張るべきかな?って、暗い気持ちになりますよね。

この記事は、そんなあなたへエールを送ります。

発信者の私は、短大卒で入社した会社を2年で辞めて転職しました。過去を振り返り、自分でも驚くほど仕事が楽しくなった経験から、「好きなことを仕事にする」ことを当サイトを通じて発信しています。

転職、失敗は絶対に避けたいですよね。後悔はしたくないですよね。

そのために、転職前に【考えておくポイント】を、お持ち帰り下さい。

最後までお読み頂くことで、下記内容がお分かり頂けると思います。

◆専門卒の転職が本当に厳しいのか?

◆未経験職種へ転職のコツは、20代前半のメリットを最大限に活かすこと

◆実際の体験談を踏まえた成功のポイント

曖昧な気持ちで転職すると、更に暗い仕事生活になるかもしれません。それだけは、回避したいですよね?

是非、お付合い下さい。

ようこそ・専門卒20代前半が未経験職種への転職で成功するワールドへ。

専門卒の転職は厳しいのか?

あなたが専門学校を卒業後、最初に働いた職場に不満がある場合、転職を考えますよね?

迷う日々の中で、

「専門卒の転職は厳しい」という声を、聞くことがありませんか?あるいは、「転職したいけど専門卒だから難しいかな」と思うことはありますか?

そもそも、それは本当でしょうか?

いえいえ、そんなことない、です。

このような意見は、どんな学歴であっても、どこからも聞こえてくるものです。「学部、文系卒だから難しいな」「高卒だから難しいな」「フリーターで職歴ないから難しいな」「高校中退だから難しいな」「大学、浪人・留年してるから難しいな」などなど。

誰でも、どんな立場でも、何かしら背負っている場合が多く、目指す業界や職種によって、ハンデの大小があると思うのです。

なので、「専門卒の転職は厳しい」のか?という疑問に対しては、専門卒だけが、特別に厳しいと言えませんよね?

ここで、令和元年度文部科学省の大学等就職状況調査のデータを見てみましょう(令和2年度6月12日の掲載内容)。

大学卒が98.0%に対し、専修学校卒が97.8%という結果で、0.2%の差異にすぎません。

専門卒の転職が厳しい理由

上記のデータで就職率に大きな開きがないことがわかりました。

転職の場合はどうなのか?国が発表しているデータはありませんでしたが、ひとつ言えることは、

学んだ専門と異なる分野への転職は、同職種への転職よりは、厳しいかもしれない。

という側面はあると思います。

しかし、未経験職種への転職は、専門卒だけが厳しいのではなく、他の場合でも同じハンデでもありますよね?

ええ、決して、特化して厳しいとは、言えません。

未経験職種へ転職希望の場合

現在の仕事と同じ職種への転職を希望しているなら、「専門卒の転職は厳しい」状況ではなく、優位なので、転職活動に自信を持って進んで下さい。

ただ、あなたが転職を希望している理由は、未経験職種への転職ではないでしょうか?

専門学校で学んだ分野へ就職したけれど、「自分に合っていないんじゃないか」「自分にはもっと合う仕事があるんじゃないか」と迷いつつ、日々を送っていませんか?

確かに、同業界・同職種への転職よりは、厳しいかもしれません。

20代前半で職歴が浅い場合

特に、入社後、1~2年の場合、「3年は頑張るべきかな」と思ったりしませんか?

あるいは、周囲から「3年すら我慢できないなら、どこへ行っても同じ」とか、「3年経験すれば、仕事の面白さがわかってくる」などと言われたりしませんか?

ホントですかね? 3年の呪文・・・。

確かに、何かを始めたら、継続することは大切です。語学やダイエットだって継続しなきゃ成果は出ません。

しかし、転職の場合、全てのケースに【石の上にも三年】が当てはまるとは、一概に言い切れないと思うのです。

不満足な状況に3年も身を置くのは、人生の貴重な時間の無駄じゃないかな?と。

「継続」が大切なのは、自分がコレだ!と納得したものにこそ注ぐエネルギー。

特に20代前半の場合、覚悟を決めて、サクサク転職活動したほうが結果につながるのではないか?とすら感じています。

そう感じる理由を次章で、共有しましょう。

20代前半の強み・最大のメリットとは

20代前半のあなただけが持っているメリット。

それは、若さです。

当たり前すぎ、すみません。

ですが、あえて強調します。

若いから、許されることがあります。若いから、失敗をしてもいいのです。若いから、未経験でもOKなのです。若いから、参入のチャンスが最大限に開かれているのです。

第二新卒の時期だからこそ、得られるメリットがあるのです。

20代後半になると、状況は変わります。そろそろ、経験が求められます。継続性もジャッジされます。許されないことが増えます。参入のチャンスは狭まるばかりです。

あなたが教える立場だと想像しても、年上より、年下のほうが、教えたり、注意したり、しやすくないですか?

概ね、人って、やる気のある若い世代を、応援したいものですよね?

自分が20代前半の時って、その貴重なメリットよりも、自分のハンデばかりに支配されがちかもです。

私自身、20代前半で「好きな旅」を求めて、旅行業界に転職しました。若さの貴重性など全く感じることもなく、新卒入社での職歴が1年ちょっとだけであることが、気になり、負い目を感じ、全く自信が持てなかったからです。

しかし、結果、20代前半だからこそ、未経験の職種へ転職できたと実感したし、前職で得られなかった満足感を、仕事で感じられる環境に変えることができました。

あの時、もし、3年我慢して、不適合な仕事に費やしていたら、3年後に後悔しただろうと思うのです。

最後に、もう一例、体験談を載せて、締めくくります。

専門卒・21歳・未経験の職種へ転職した成功例

 

R・Hさん 21歳・女性・情報処理系専門学校卒

成功までの経緯

情報処理系の専門学校で、情報処理の基礎とプログラミングを2年間学び、卒業。システム会社に就職しました。高3で進路を決めた時、この分野を選べば、就職に強そうかな、と思い入学。

プログラミングの実習で挫折しました。私には合っていない「専門」だと思いました。親が280万の学費を教育ローンで用意してくれましたが、就職後は、私が返す約束があり。成績ギリギリでなんとか卒業、就職。

システム会社に入社し、担当業務は先輩プログラマーの補助的業務からのスタートでした。職場は、残業が当たり前の雰囲気で、又、残業しなければ終わらない内容でした。部署の人達は、良い人ばかりでしたが、いつも集中していて忙しそうで、疑問を聞くのも悪い気がしました。

私には、プログラマーは合っていないと毎日悲しくなりました。それに、じっと座っているデスクワークも私は嫌でした。入社した年の夏から、会社に行くのが本当につらかったけど、教育ローンの返済があったし、職歴が2年もないのに、転職は無理と悩む毎日。

平日も、休みの日も、会社へ行くことを考えると、すごく暗い気分になりました。毎日クタクタで、気に入ったカフェで、好きなハーブティーを飲みながら、小説を読める時間だけが楽しみでした。

ある日、ハーブティーを買いにいった時、店員さんが、いろいろ好みや希望を聞いてくれ、ブレンドを作ってくれたハーブティーがとても美味しくて癒されました。その味にも、店員さんの言葉にも。

私もこういう仕事がしたいのかも、と初めて思い始めます。黙ってモクモクより、人と関わりたい、接客のような仕事が合っているかもと感じました。求人サイトや気になるショップのHPをチェックしながら、ハーブの資格をひとつ取得。その後、3社目の面接で希望の会社に転職できました。

今は、店舗の販売でディスプレイも任され、もうすぐ入社3年目です。毎日が、つらくなくなり、あの憂鬱な気持ちがなくなり、楽しみも多くなりました。

前職との具体的な違い

Rさんにヒアリングした、転職ビフォー・アフターは以下です。

給与

前職より、①基本給が月に12,000円減る。②賞与が年に150,000万増える。結果、前職より年収は上がる。

勤務時間

残業が多かった前職に比べて、転職先の残業は、月に5時間前後。圧倒的に減る。

業務内容

自分には、どうしても合っていないと判断したプログラミングとは、全く異なる食品系会社へ転職。じっと座ってプログラムを組むより、接客をしたり、好きなものをディスプレイすることに、やりがいを感じている。

転職後の生活

Rさんとは、私がアシスタントを務めていた「ハーブ庭づくりワークショップ」で、知り合いました。その後、彼女は、転職先でハーブティーやハーブクラフトを追求し、副業から販売やレッスン開催等の活動を始め、現在はフリーランスとして、自力で稼いでいます。

結婚後は、それらの活動を広げるために、Webデザインを学び、更なるスキルを身に付けて、同年齢の会社員平均の3倍は稼ぎます。Webデザインのスキルは、プログラミング・スキルとは、また異なり、自分に合っていると実感し、Webデザインスクールでのスキルアップは、とても楽しかったと語っていました。

現在は妊活中とのこと。子育て前に、これだけのスキルを身に付けていれば、【自分に合った働き方】が可能ですね!私は、子育てと並行しつつスキル習得でしたので、うらやましい限りです。

あなたも、是非、若さを最大限に活かして、「今、できること」にトライし、3年後、5年後を変えてみてはいかがでしょうか?

体験談で感じた成功ポイント

Rちゃんの成功ポイントを短文でまとめました。

苦痛原因を意識していた

プログラミング分野がやはり合っていない、苦手。毎日が苦痛で会社に行くのが嫌。

ということを、自分でわかっていた

適性を自己認識していた

黙って作業する仕事より、もっと人と関わる仕事がしたい。

ということを、自分で発見した

「好きなこと」で攻めた

「ハーブティーが好き・癒される」と感じた。

という感情から、転職の方向性を明確にした

R3さんにとってのメリット3点を重視した結果、その3点が得られれば、どこの職場でも必ず出てくるであろう不満は、乗り切れる!と感じたそうです。

「好きなこと」への直観を行動へ

最後までお読み頂き嬉しいです。

この記事では、専門卒の転職は厳しいのか?について綴ってきました。

2年を費やして専門学校で身に付けた内容と、全く異なる未経験への転職は、勇気がいると思います。

しかし、今後の人生を、専門学校での2年だけを基準に決める必要もありません。むしろ、早い段階で、方向転換がラッキーです。

あなたの「好きなこと」に直観を感じたら、是非、そのジャンルの情報を集めることをおすすめ致します。「行動」が未来を変える唯一の方法かもしれません。

また、お会いできるのを楽しみにしております。